11月8日は「いい歯の日」

こんにちは！うえたに歯科です。

11月8日は「いい歯の日」です。毎日の歯磨きや歯の病気の予防について、見直してみませんか？

「いい歯の日」とは

毎年11月8日は、11(いい)と8(は)の語呂合わせで「いい歯の日」です。1993年（平成5年）に日本歯科医師会により制定されました。これは、「80歳になっても自分の歯を20本以上保つ」ことを目的としている「8020運動」の一環として、「いつまでも美味しく、そして楽しく食事をとるために、口の中の健康を保っていただきたい」という願いがこめられています。

8020の達成率はどのくらい？

令和4年に厚労省により行われた歯科疾患実態調査の結果によると、8020の達成者率は51.6%で、前回の調査時（平成28年）よりも0.4%増という結果でした。この運動が始まったばかりのころ、8020の達成率は0%にも満たないとされていましたが、年々達成率が上がっていることが分かります。しかし、過去1年間に歯科検診を受診した人の割合は58%と、物足りない結果となっています。特に、歯科検診が義務化されていない30～54歳の世代では、歯科検診の受診率が50%に届きませんでした。

お口の健康を保つためには

お口の中の健康を保ち美味しく食事を楽しむためには、歯を失う原因となるむし歯や歯周病を予防することが大切です。これらの病気の原因となるのはプラーク（歯に付着した細菌の塊）で、粘着性があるためうがいなどでは除去することができません。歯ブラシで正しく磨くことでプラークを除去できますが、残念ながら歯ブラシのみで除去できるプラークは全体の6割程度といわれています。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を併用しても、落とせるプラークは8割程度です。

毎日のセルフケアに加え、定期的な歯科検診を

毎日の歯磨きを丁寧に行っていただくことは大切ですが、歯ブラシや補助清掃用具を使ってもなお取り切れない汚れというのも存在します。そこで重要となるのが、歯科医院での専門的なクリーニングを受けることです。クリーニングでは歯科衛生士が歯1本1本の汚れを丁寧に落とし、最後はつるつるに磨いて仕上げます。日頃の歯磨きとは異なるスッキリ感があるので、毎日の歯磨きへのモチベーションにもつながるでしょう。また、クリーニングを行う前には、お口の中や歯に病気がないか、歯磨きが適切にできているか、などのチェックも行います。毎日の習慣である歯磨きはつい自己流になりがちなので、正しく磨けているか定期的に確認することも大切です。

まとめ

むし歯や歯周病を予防するためには、毎日の丁寧な歯磨きと定期的に歯科検診を受けることが非常に大切です。しばらく受診ができていなかった方も、定期検診のご予約はお気軽にお電話ください。