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チョコレートとむし歯の本当の関係

こんにちは!うえたに歯科です。

 

今回は、チョコレートとむし歯の関係についてご紹介します。

「チョコレートはむし歯になりやすい」と思っていませんか?甘いお菓子の代表格であるチョコレートは、糖分を多く含むためむし歯のリスクを高めると一般的に考えられています。しかし、近年の研究では、チョコレートに含まれる成分がむし歯予防に役立つ可能性があることがわかっているのです。

 

チョコレートがむし歯を引き起こすメカニズム

むし歯の主な原因は、プラーク(歯垢)の中に生息する細菌が糖分を分解して酸を作り出し、歯のエナメル質を溶かすことです。砂糖が多く含まれる食品を摂取すると、むし歯の原因菌であるミュータンス菌が活発に酸を生成し、歯の表面が徐々にダメージを受けます。一般的なチョコレートは砂糖を多く含むため、このプロセスを助長する可能性があります。しかし、すべてのチョコレートがむし歯リスクを高めるわけではありません。

 

チョコレートに含まれるポリフェノールの働き

チョコレートの原料であるカカオには、ポリフェノールと呼ばれる抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。このポリフェノールには、むし歯の原因菌であるミュータンス菌の増殖を抑える働きがあることがわかっています。

さらに、ポリフェノールは細菌が歯の表面に付着するのを妨ぎ、プラークの形成を抑制する効果も期待されています。このため、特に砂糖を含まない高カカオチョコレート(カカオ70%以上)を適量摂取することでむし歯のリスクを減らす可能性がある、という研究もあるほどです。

 

キシリトール入りチョコレートでむし歯予防

もう一つ注目すべき成分がキシリトールです。キシリトールは糖アルコールの一種で、甘みを感じさせるにもかかわらず、むし歯菌がエネルギー源として利用できないため、むし歯の原因になりません。

また、キシリトールには唾液の分泌を促進する作用があります。唾液は口腔内の酸を中和し、むし歯を防ぐ重要な役割を果たします。そのため、キシリトール入りのチョコレートを選ぶことで、甘さを楽しみながらむし歯のリスクを軽減することができます。

 

まとめ

チョコレートは糖分を含むためむし歯の原因になりやすい一方、カカオに含まれるポリフェノールや、キシリトール入りチョコレートにはむし歯予防効果が期待できます。とはいえ、歯の健康を保つためにも適切な量で楽しむことを心がけ、食後の歯磨きや定期検診も欠かさないようにましょう。

 

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