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こんにちは!うえたに歯科です。
7月に入り、夏休みも目前というお子さまも多くいらっしゃるのではないでしょうか。夏休みは楽しいイベントごともあり、つい生活習慣や食生活が乱れがちです。むし歯を予防しながらもおやつを楽しむにはどのようなことに気をつけたら良いか、いま一度心にとめておきましょう。
おやつはできれば1日1回まで
むし歯は、歯の表面のエナメル質が酸によって溶けることで生じる歯の病気です。食事をするとお口の中は酸性に傾き、エナメル質のカルシウムやリンが溶け出しやすい状態=むし歯になりやすい状態になります。酸性から中性に戻ろうとする唾液の働き(緩衝作用)によってエナメル質は溶け出さずに済むのですが、一日に何回もおやつを食べたりだらだらと食べたりしてしまうと、中性に戻る前にまた酸性に戻ってしまいます。
夏休み期間中に家にいる時間が増えると、つい口さみしくなっておやつが食べたくなるかもしれませんが、おやつを食べすぎるとお腹がいっぱいになって食事が食べられなくなるなど食生活のリズムも崩れがちです。おやつはなるべく1日1回にとどめ、食べる量にも気をつけましょう。
アイスクリームはむし歯になりやすい?なりにくい?
暑い夏にはアイスクリームのような冷たいおやつも美味しいですよね。実は、アイスクリームはおやつの中では比較的むし歯になりにくいといわれています。例えば、飴やキャラメルなどは口の中にある時間が長く、クッキーやドーナツなども歯の溝に残りやすいおやつでむし歯のリスクが高くなります。一方、アイスクリームは口の中ですぐに溶けるため、口に残る時間が短いのです。アイスクリームの中にクッキーやチョコレートが混ざっているものは欠片が口の中に残る可能性がありますが、シンプルなアイスであれば比較的むし歯のリスクは低いといえるでしょう。
飲み物にも要注意
夏は熱中症予防のためにも水分補給をこまめに行うことが大切です。とはいえ、ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクのような糖分を多く含む飲み物をずっと飲み続けることも、むし歯の原因となります。甘い飲み物も1日に1回にするなどだらだら飲まないような工夫をし、それ以外の時間帯は水やお茶で水分補給をするようにしましょう。
まとめ
このように、おやつは食べるものの種類や回数に気をつけることがとても大切です。むし歯を予防しながらも、楽しい夏休みを過ごしましょう。