幼稚園や小・中学校などで歯科検診を受けて、
『また近いうちに歯医者さんでちゃんと診てもらって下さいね〜』
なぁんて、ペラリとした用紙を手渡され、
『しゃーないなぁ。。。行っとこか…』
と、我がうえたに歯科へご来院される方が多くいらっしゃいます。
皆さん。
そもそも、学校検診ってどういうものだと思われますか?

?
では、
ブログをご覧の皆様に質問です

Q.虫歯を学校検診で全て見分けることはできるか?

チッチッチッチッチッ
チッチッチッチッチッチッ…
……………ドーン


(答え) No (見分けられない)
皆さん、お分かりになりましたか?
え、意外ですか?
そうですよね。ちゃんと歯科医師が診るのに、見分けられないなんて、思いもよらない、なんて方もいらっしゃいますよね。
だけどね、よく思い出してみてください。
幼稚園、学校といった施設内での検診では、ペンライト、もしくは室内の光のみで、お口の中を短時間で拝見するだけなので、僕たち歯科医師であっても、どうしても隅々まで診ることが難しいのです

精密さに欠けて、まだ虫歯になっていないのに、暗くてクリアに見えないので虫歯と判定したり、逆に、虫歯があっても見落としが

なんてことは、実は正直よくあることなのです。
それでも、検診をうける、ということは予防をし、もし悪いところがあれば早くに見つけて手を施すために、とても重要です

と、いうことは。
お口の健康を保つ為には、虫歯や歯周病、噛み合わせの異常などを、学校での検診だけでなく、定期的に専門器具が揃っている歯医者さんで検診を受ける事が確実です。
定期検診で異常を早期発見して対処することが健康への第一歩です。
もし、自覚症状が無かったにせよ、気付かぬうちに何か進行していることもあるかもしれません。
定期的に、検診を受ける、ということは歯に関することだけでなく、とてもとても大切なのです
